658年

行幸芝

あの有名な大化の改新

始まるちょっと前、、、

 

皇極天皇という女性の天皇の時代に

乙巳の変と呼ばれる

クーデターが行われたといいます。

 

 

その彼女の眼前において

惨殺事件が起こる、、、

 

そのころ権力の絶頂であったという

蘇我入鹿が

太極殿という宮中内で切り刻まれ

血しぶきが飛び散り

彼の首が吹っ飛んださまを

見たとき(のか?)の衝撃とは、、、、、

いかがなものだったのか、、

ところで、、

和歌山に来て一晩ホテルで一泊、、、、、

 

ちょっと近くを夕涼みに散歩に出たら

たまたま見つけたのは

硫黄?のなんとも言えない匂いのする

個人的には好きだけれども、、、

この源泉の近くにあったこの碑

天皇が都を離れ外出することを

行幸(ぎょうこう)(みゆき)と呼ばれ

斉明天皇が何度か

この地に湯治に来たといいます。

 

斉明天皇、、と名前は変わっていますが

その乙巳の変のとき

その場にいた

皇極天皇こそ

その斉明天皇、、。

 

一度退位した天皇が再び

名を変え即位したという

この女性の天皇。

そしてその息子である

中大兄皇子。

 

母親の目の前で

蘇我入鹿を殺した事件から次の次の日に

中大兄皇子、、、のちの天智天皇となる男は

 

母、皇極天皇から天皇の位を

譲られたそうだが

中大兄皇子はそれを断っちゃったらしい、、。

 

乙巳の変により

蘇我氏の親分を取ったがいいが

まだ、、

金銀飛車角が残っている状況でもあり

政情不安定なときに

天皇となったのは軽皇子。

 

皇極天皇の弟である彼が

何度も勘弁して欲しいと

断ったにも関わらず

結局

即位することとなる、、、。

 

それが

孝徳天皇、、

中大兄皇子にとっては叔父にあたる

この天皇が即位したとき

日本初めての年号でとなる

「大化」

が定められます。

 

孝徳天皇の皇太子には

中大兄皇子がなり、、、

 

そのまわりは

中臣鎌足や

蘇我倉石川麻呂たちが

孝徳天皇の脇を固め、、、

もはや国政をほしきままにし

多くの無礼を行い

天皇も傀儡と化していたという

 

蘇我氏の横暴を食い止め

再び天皇の時代に戻して

奈良から大阪へ、、、

難波長柄豊碕宮(なにわのながらのとよさきのみや)

に都を移したという、、、

 

そして「改新の詔」を発布。

全ての日本の土地は天皇のものとし

交通や戸籍を整え

税金の徴収方法を定めていくが、、、

 

しかし、、、本来

天皇になるはずのなかった

男は、、、甥である

中大兄皇子が

皇太子となっているのにも関わらず

 

自分の息子である

有間皇子を

次期天皇に推しはじめていき、、、

またどうも、中大兄皇子と

外交上の思想の食い違いも現れていく、、

どうやら朝鮮半島や中国との

関わりのなかで

いろいろあったようですが、、、

 

勝手な行動を始める孝徳天皇に

怒った中大兄皇子は他の皇族たちや

家臣たちとか引き連れて、、

 

孝徳天皇を大阪に

ほとんど置いてけぼりのような

状態で奈良へ戻っちゃったらしい。

なんと

孝徳天皇の奥さんまで一緒に!?

旦那さんを置いて奈良に戻っちゃったという

、、、

絶望のどん底に突き落とされた

孝徳天皇は

そのまま失意のうちに

亡くなったといいます。

 

孝徳天皇のあと

皇極天皇が再び即位し

彼女は斉明天皇として名を変え

再び皇位につく、、、

 

 

そして

父である孝徳天皇が亡くなり、、、

残された息子である有間皇子。

 

彼はもう政争に巻き込まれることを恐れ

狂人を装ったという話も残ります。

 

、、この地は

有間皇子が蘇我赤兄という男に

そそのかされ

打倒中大兄皇子の旗をあげようとする

計画が露見し捕らえられて

中大兄皇子に謀反の疑いを尋問されたと

いわれる場所、、、

看板にも書いてあるように有間皇子は

謀反の疑いは解けることなく

わずか19歳で

絞首刑となったという、、、

 

 

しかし

軽皇子、、、

何度も天皇になるのを断り続けたうえ

のちに孝徳天皇と呼ばれる男が

即位するまえ、、、

 

「中臣鎌足と中大兄皇子が

どうせ裏で自分を操るんだろう、、、」

 

なんとなく、、、

こんな結末になるかもしれない

という悪い予感、、、

そういうのあったんではないでしょうか、、、

 

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